記事監修医師
東京大学医学部卒 医学博士
オタネニンジン(panax ginseng)は、一般に「真の高麗人参」と言われており、精神状態、免疫、認知機能、活力に効果があると考えられています。また、弱いながらも勃起、テストステロンの増加や運動能力にも効果があると考えられています。
エゾウコギ、アメリカニンジン、サンシチニンジン
主要な薬用部位は根で有用成分はジンセノサイドとよばれるサポニン群で、糖尿病、動脈硬化、活力の増強など様々な薬効があるため古くから服用されてきました。
オタネニンジンは、これらの予防としての量であれば毎日200~400mg程度が摂取の目安とされています。ただし、総合ビタミン剤に入っているオタネニンジンの含有量に関するいくつかの研究では、40mg摂取しただけである程度効果を発揮する可能性を示唆されています。認知機能の向上を狙う場合は400mgの摂取が良いようです。
以上は一般的な高麗人参抽出物(普通2-3%が薬効成分であるジンセノサイド)に換算した量です。