記事監修医師
東京大学医学部卒 医学博士
センナはセンノシドという、下痢性の成分を含む植物です。センナの根とセンノシドに関してこれ以上特筆すべきことはなく、それらは排便に非常に効果的であり、結腸内視術を行う前に投与されることもあるほどの効果を発揮します。
臨床的使用法に従うと、正しい服用量は「望まれる効果が発揮されるために必要な最小限の服用量」ということです。1~2gの粉末状の抽出物でも、普通は有効センノシド10~30mgがあるとして標準化されている根でもよいのです。
より多い服用量は、前に述べた少ない量が効果を発揮しなかった場合にのみ適用されます(センナはカフェインの効き目に即効性があるのとは違い、下痢効果が出るのが遅く、1回の服用が効果的かそうでないかが分かるまでに数時間かかるかもしれないということを書いておく必要があるでしょう)。
センナは朝の排便時に下痢効果が出るように就寝前に服用される傾向にあります。