記事監修医師
東京大学医学部卒 医学博士
赤ちゃんの成長過程のなかで、「はいはい」はとても大切です。
始める時期には個人差がありますが、生後何か月くらいから始めるのでしょうか。
この記事では、赤ちゃんがはいはいを始める時期とはいはいを始めないときの対策、始めたあとの対策について解説していきます。
赤ちゃんは、生後8か月前後で「はいはい」を始めます。
早い子では7か月ころにはいはいを始めたり、「はいはい」せずに座る→立つ→歩くまでを一気にやってしまう子がいたり、その成長過程には個人差があります。
ただ、ほとんどの赤ちゃんは「寝返り」ができるようになったあとに「ずりばい」を始め、その後に「はいはい」をするようになります。
赤ちゃんの成長には個人差があり、中には「はいはい」ををせずにつかまり立ちや伝い歩きを経て独り歩きする子もいます。
ただ「はいはい」は腕や背中などの筋肉を鍛えるのに必要な運動です。「はいはい」をしようとしない赤ちゃんには、次のような対策をして「はいはい」ができやすいようにサポートしてあげましょう。
「腹ばい」「寝返り」ができるようになった赤ちゃんは、這って移動することを覚えていきます。赤ちゃんの這う動作には以下のようなものがあります。
赤ちゃんは「はいはい」を始めると急激に行動範囲が広くなります。手に取ったものを何でも口の中に入れてしまう時期なので、赤ちゃんが「はいはい」する部屋には床に誤飲するようなものを置かないようにしましょう。
また、低い棚の角などに頭をぶつけたり、コンセントに指をいれてしまったりなど、今までにないトラブルが生じる危険があります。それぞれの対策グッズが販売されていますので、上手く取り入れながら安全な環境を作ってあげるようにしてください。
「はいはい」は、赤ちゃんが歩き出すための準備として必要な行動です。
始める時期には個人差がありますが、はいはいを始めないようなら赤ちゃんがはいはいをしたくなるように環境を整えてあげましょう。
無事にはいはいをするようになったら、赤ちゃんがケガをしないように、部屋のなかの環境を見直してください。