ギャンブル依存症

2017/3/17

三上 貴浩 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 医学博士

三上 貴浩 先生

冷凍宅配食の「ナッシュ」
冷凍宅配食の「ナッシュ」

概要

ギャンブルで、多くのお金を失い財政的な問題に陥り、仕事、学校やさまざまな人間関係に問題を引き起こすにもかかわらず、賭け続けてしまうのがギャンブル依存症です。年齢や性別にかかわらず起こり得ます。病的なギャンブル依存症患者は、うつ病、飲酒、薬物摂取をしていることがあり、自殺念慮の場合もあります。

原因

勝つことの快感とお金を失うときに感じる焦燥感のためにギャンブル依存症になるといわれています。人生経験や人格も大きな役割を果たしています。

治療

ギャンブル依存症は、人に知られたくない場合があるので、治療は難しいかもしれません。
家族や友人に賭博の問題があることを認め、問題をかかえた人たちのためには「ギャンブラー・アノニマス(GA)」があります。
GAでは、家族や友人がギャンブル依存症の人に対処するのに役立つ自助グループで、医師や家族と一緒に活動し、ギャンブルの衝動を理解し、それを処理する方法を学ぶ治療プログラムがあります。
なお、うつ病、飲酒、薬物摂取と関連性が高く自殺を考えることもあるため、その場合は必要に応じて、うつ病または薬物乱用の治療を行います。

医師に相談するための質問

ギャンブル依存症かどうかはどうすればわかりますか?
・ギャンブル依存症はどうしたら治りますか?
・ギャンブル依存症は習慣性ですか?
・10代の子どもですが、ギャンブル依存症かもしれません。どうすればわかりますか?
・ギャンブル依存症の人を支援するサポートグループはありますか?

この記事に含まれるキーワード

ギャンブル依存症(6) 自殺念慮(2) ギャンブラー・アノニマス(1) GA(1)