むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)

2017/4/3

三上 貴浩 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 医学博士

三上 貴浩 先生

概要

むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)は、座ったり横になったときに足に強い不快感が現れる症状です。年齢性別問わず起こり得ますが、加齢とともに悪化し、高齢者が悩まされることが多く、睡眠や移動を困難かつ不快にすることがあります。いくつかの症例は、妊娠、鉄欠乏性貧血、腎不全などほかの病気と関連していますが、基本的には原因不明です。遺伝性の可能性があるため、家族間での遺伝もあり得ます。

症状

むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)の症状は説明することが難しいといわれています。足に違和感があるため、散歩したくなることもあれば、かゆみやチクチクした感触、火照りを感じるために、睡眠や長時間座ることが難しくなることもあるかもしれません。足を動かすと、不快な気分は数分消えますが、再び座ったり横になったりすると再発します。寝ようとすると痙攣することもあります(睡眠時周期的脚運動またはPLMSとも呼ばれます)。

診断

医師からの質問に答えたり、あなたが不快を感じていることを具体的に医師に伝えることで診断します(いつ始まるか、どうすれば不快感が収まるかなど)。また、家族で同様の症状を持っている人がいるか尋ねられることもあります。
なお、服用している薬(市販薬を含む)についても医師に相談してください。特定の薬はRLS症状を悪化させることがあり、該当する場合には別の薬を指示してもらうことができます。

治療

RLSの治療には、医薬品の変更や生活習慣の改善、パーキンソン病の治療薬や鉄分補給剤、睡眠補助剤、筋弛緩薬、鎮痛薬が有効と考えられています。場合によっては、抗けいれん薬も有効です。
多くの症例では、効果的に治療効果を最大限発揮するため、複数の薬を組み合わせます。そのため、あなたのRLSに最も効果的な組み合わせがを見つかるまで、いくつかの薬を試験的に処方することもあります。

ほかにできること

自分の気持ちを医師に伝えてください。医師はさまざまなリラクゼーション法や薬の提示ができます。サポートグループに参加して、同じRLSに苦しんでいる人と話すのも良いでしょう。また、RLSは遺伝する傾向があるため、親戚と話し、彼らに類似の症状を有するか知ることも望ましいかもしれません。

関連知識

RLS治療のためのライフスタイルの変化

軽い症状の場合は、痛み止めを使用して痙攣や不快感を抑えましょう。
アルコール、カフェイン、タバコを断ち、リラックスできるように就寝前に入浴し、足をマッサージしましょう。
就寝前のリラックス法として、瞑想やヨガなどもお勧めです。
温湿布や冷湿布を当てると、足の感覚を和らげることができます。
眠くなるまで読書をしたり、クロスワードパズルをしたりして、気をそらすようにしましょう。
中程度の運動が有効と考えられますが、激しい運動や遅い時間帯の運動は症状を悪化させることがあります。
毎日同じ時間に就寝・起床してください。十分な量の睡眠を取るようにしましょう。

医師に相談するための質問

・RLSにはどのような薬を使用して治療しますか?
・RLSを引き起こす、別の病気はありますか?
・RLS対策になり得る生活習慣の改善点はありますか?
・お勧めのRLSサポートグループはがありますか?
・喫煙がRLSを引き起こす可能性があると聞きました。 禁煙するための支援をしてもらえますか?

この記事に含まれるキーワード

下肢静止不能症候群(3) 鎮痛薬(31) むずむず脚症候群(11) 抗けいれん薬(4) 鉄分補給剤(1) 筋弛緩薬(5) 睡眠補助剤(1)