記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2017/8/16
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん) は、皮膚にうろこ状、赤みを帯びたピンク色の発疹がみられる疾患です。 小児および若年成人に多く、春および秋に起こります。
鼻づまり感、喉の痛みと咳がでて、最初は風邪をひいたように感じるかもしれません。 その後、ヘラルドパッチと呼ばれる鱗状の赤い斑点が、背中や腹部にあらわれます。
数週間後、より小さなかゆみを伴う斑点(発疹)が発生します。 発疹が背中にある場合は、クリスマスツリーのような形をしていることがあります。
ジベルばら色粃糠疹の原因は正確にはわかっていませんが、ウイルス性または細菌性の感染症によって起こるという報告もあります。
特定の医薬品も、発疹を引き起こすことがあります。 伝染性ではないので、ほかの人にうつることはありません。
ジベルばら色粃糠疹の発疹は、湿疹、白癬(はくせん)や乾癬(かんせん)に似ており、梅毒(ばいどく)もまた同じような発疹を起こすことがあるので、血液検査で調べることが重要です。
発疹は1〜3カ月続き、再発はしません。 発疹やかゆみが3カ月以上続いているかどうかを医師に知らせてください。
発疹は、自然に消えます。 治療により治すことはできませんが、薬はかゆみを和らげるのに役立ちます。
かゆみを和らげる薬は、抗ヒスタミン薬、ステロイドクリーム、グリセリンカリ液ローションまたは酸化亜鉛軟膏です。 重症の場合は、ステロイド薬を服用しなければならない場合もあります。
・発疹の原因は何ですか?
・この発疹はジベルばら色粃糠疹でしょうか?
・どうすればかゆみを取り除くことができますか?
・抗ヒスタミン薬を服用すべきですか?
・どのような治療法がありますか?
・発疹やかゆみが3カ月以上続いた場合、どうしたらよいですか?
・この発疹はどのくらい続きますか?
・子供の症状を改善するために何かできますか?
・ジベルばら色粃糠疹以外の病気がありますか?
・使用できるクリームまたは軟膏はありますか?