記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2018/4/2 記事改定日: 2019/8/29
記事改定回数:2回
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MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
「バコパモニエラ」をご存知ですか?あまり聞きなれない名前かと思いますが、サプリメントで販売されており、ストレスの緩和や記憶力の向上などの嬉しい効果があると言われている植物です。この記事では、具体的な効能や摂取上の注意点について解説していきます。
バコパモニエラは、ゴマノハグサ科の多年草です。主にヨーロッパや北アフリカ、アジア、南北アメリカに分布しています。インドの伝統医学「アーユルヴェーダ」では、ハーブとして利用されてきました。
日本では、観賞用の水草としても販売されています。ただし、国内では自生しておらず、在来種との競合の恐れがあるため「要注意外来生物」に指定されています。
バコパモニエラには、アルカロド系成分とフラボノイド系成分が含まれ、バコパサイトという特有の成分があります。このバコパサイトには、脳の酸化を防ぐ働きがあるとされます。
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バコパモニエラは、主に次の4つの効果があると言われています。
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バコパモニエラは、物忘れの多い方や集中力や記憶力を向上させたい方、精神的不安を感じる方、ストレスを感じやすい方、疲労を感じている方におすすめです。バコパモニエラを摂取したいときは、サプリメントや健康食品で販売されているもので摂るのが一般的です。
ただし、他の医薬品を服用している場合は、バコパモニエラのサプリメントを摂取してもいいかどうかを医師に相談してください。バコパモニエラを摂取すると、血中の甲状腺ホルモン値が増える可能性があるためです。特に、甲状腺疾患を抱えている方はなるべく摂取を控えましょう。
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バコパモニエラは、精神面の安定や記憶力の向上、ストレス緩和、疲労回復など、多くの効果が得られるとされています。該当する症状でお悩みであれば、まずは市販のサプリメントや健康食品をうまく摂り入れてみてはいかがでしょうか。ただし、持病や服薬中の方は、必ず医師に相談した上で購入を検討してください。