妊娠初期にプールに入っても大丈夫?プールに入る仕事はどうする?

2018/6/26 記事改定日: 2019/6/14
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前田 裕斗 先生

記事監修医師

国立成育医療研究センター フェロー

前田 裕斗 先生

妊娠初期にプールや温泉に入ると、お腹の赤ちゃんや母体にどのような影響があるのでしょうか。この記事では、妊娠初期のプールについて解説しています。
仕事上どうしてもプールに入らなければいけない場合や、温泉やプールが趣味の人は、この機会に正しい知識を身につけておきましょう。

妊娠初期にプールに入っても大丈夫?

妊娠初期はまだ赤ちゃんもお母さんも体調が安定しておらず、不安定な時期です。妊娠前の感覚で「このくらいなら大丈夫」と思っていても、少し無理するだけで急な出血や腹痛、流産の兆候が出てしまうことも少なくありません。

このため、一般的にはプールでの遊泳は妊娠16週以降の安定期に入るまで控えましょう。ただし、妊婦がいつごろからプールに入ってもいいかの判断は、医師の考え方や妊婦さん本人の体調・体質によっても変わります。自分の体調を医師に伝えて、相談したうえで判断するようにしてください。

妊娠初期は温泉もダメ?

プールは妊娠初期には入らない方が良いとされていますが、温泉であれば、入浴すること自体には問題がないといわれています。ただし、前述のとおり妊娠初期はまだお母さんと赤ちゃんの健康状態が安定しておらず、ちょっとしたきっかけで体調を壊してしまうリスクも高いです。

このため、温泉に入るために長距離・長時間の移動をすることは望ましくありません。自宅や近隣に温泉があり、医師の許可を得られる状況なら別ですが、旅行などで遠出をしてまで温泉に入るということは、妊娠初期には避けた方がよいでしょう。

妊娠初期はプールに入る仕事も控えたほうがいい?

教育やスポーツ関係の仕事をしている女性の場合、仕事の関係上、妊娠していてもプールに入らなければならないこともあるかもしれません。

そもそも、妊娠初期にプールを控えるべきとされる理由は、妊娠中の遊泳による疲れや、急激な体調変化を懸念してのことです。「絶対に妊婦はプールに入ってはいけない」ということではないため、体調や設備面に問題がなければ、妊婦が仕事でプールに入っても大丈夫です。

ただ、前述したように妊娠中の体調は変わりやすく疲れやすいため、妊娠前に比べて水中でできる動きや仕事なども制限されてきます。プール内での仕事内容や頻度などは、プールの気温・水温・設備や医師常駐の有無、その日の体調などによっても変わりますので、必ず医師に相談して判断を仰いでください。

おわりに:妊娠初期のプールはできるだけ避け、仕事上必要なら医師に相談しよう

妊娠初期は、まだお母さんも赤ちゃんも状態が安定しないため、疲れやすく体調に影響を及ぼしやすいとされるプールは避けた方が良いとされます。しかしながら、妊娠初期にプールに入って良いかの判断は、担当医師の考え方や妊婦さん本人の体調によっても異なります。仕事のためや、何か事情があってどうしてもプールに入りたい場合は医師に状況を説明し、入浴の可否や活動制限について指示を仰いでくださいね。

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