ギプスで「困った!」を解決するためのヒント

2017/1/13 記事改定日: 2018/12/10
記事改定回数:1回

三上 貴浩 先生

記事監修医師

東大医学部卒、医学博士

三上 貴浩 先生

二宮 英樹 先生

記事監修医師

東大医学部卒、セレオ八王子メディカルクリニック

二宮 英樹 先生

ギプスは骨折しない限り装着しないため、慣れるまでは何かと落ち着かないもの。ここでは、ギプスを装着することになった人が感じやすい「困った!」を解決できそうなヒントをいくつかご紹介します。

ギプスが気になって仕方がない

ギプスを装着したばかりの時は、違和感を強く感じることがあります。数日で慣れますので、気にしすぎないようにしましょう。

ギプスと接触しているところが痛い場合、ギプスと擦れてしまっている可能性があります。ギプスによる圧迫が強いと、痛みが出ることもあります。このような場合は、なるべく早くギプスをつけてもらった病院に相談しましょう。

痛みがひかない

骨折をするほどの怪我をした場合、炎症が強く、腫れたり、痛みがしばらく続いたりします。特に腫れが強い場合は、腕や足の下に枕などを置き、心臓より高くなるようにしてください。そうすることで腫れが少し引き、痛みをやわらげることができます。

ほとんどの場合、日が経つにつれて痛みがおさまってくるはずですが、痛みがまったくひかない場合は、医師に相談してください。また、痛みが強い場合は、適量の範囲内で鎮痛薬を使ってください。

ギプスの中がかゆい

ギプスは蒸れやすいので、肌がかゆくなることがあります。しかしギプスの中に先の尖ったものを入れて、かゆい部分をかくことはあまりおすすめできません。

まずはかゆくならないように、ギプスの中の通気性を改善することが大切です。特に、汗をかいたときや、シャワーを浴びてギプスの中に水が入ってしまったようなときは、しっかりと乾燥させてください。

ギプスから変なにおいがする

ギプスは蒸れやすいので、臭うこともあります。そうならないよう、ギプスの中の通気性を良くすることが大切です。くさいから…と、消臭スプレーをふりかけたり、脱臭剤をギプスの中に無理やり入れたりしないでください。

入浴したい

ギプスを装着したとき、医師に「水に濡らしてはダメですよ」と言われたと思います。その理由は2つあります。

  1. グラスファイバー製のギプスの場合は水に濡れても問題ないが、石膏のギプスは濡らすと劣化する
  2. ギプスの中に水が入ると乾きにくく、不衛生になる

シャワーを浴びたい場合は、ビニールなどでギプスを覆う必要があります。ギプスを水から守る方法として、ビニール袋をギプスの上に巻いてゴムバンドなどで固定する方法や、防水ギプスカバーを使ったりする方法があります。

もしギプスが濡れてしまったら、ドライヤーで内側を乾燥させてください。ドライヤーは冷風設定にして、ギプスの外側から中へ、風を送り込むようにしてください。

ギプスがきつい/ゆるい

ギプスがきつすぎたり、患部の腫れが引いてゆるくなってきたりしたときは、医師に連絡してギプスを調整してもらってください。決して自分で調整しようとしないでください。

また、ギプスがじゃまだからといって、部分的に切り落とさないでください。切り落とした部分が皮膚にあたって、怪我をする可能性があります。またギプス自体のひび割れや破損など、ギプスが壊れる可能性も高くなります。不快な部分があるときは、小さなタオルや柔らかいテープなどで調整してください。

おわりに:ギプスを清潔に保って、不自由ながらもできるだけ快適に過ごそう

ギプスをつけた状態でも快適に過ごすためには、ギプス自体やその中を清潔に保つことが大切です。ギプスが濡れないよう気をつけながら、丁寧に洗ってください。また、ギプスで固定している周辺の皮膚に炎症やかゆみ、または痛いところがないかもチェックすることが大切です。

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