二日酔いによる胃のむかつきを今すぐ解消したい!おすすめの方法は?

2018/10/5

山本 康博 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 呼吸器内科医

山本 康博 先生

激しい頭痛や吐き気、倦怠感が1日中続く二日酔いは、とてもつらいですよね。
早く解消したくても、お酒が抜けるのを待つしか方法がないと考える方も多いでしょう。
今回は二日酔いによる胃のむかつきの解消方法について、二日酔いが起こる理由などとあわせてご紹介します。

まずは二日酔いになった原因をチェック!

二日酔いになってしまう主な原因としては、以下の3つが挙げられます。

  • お酒の利尿作用により、水分が不足して脱水症状に陥っているから
  • アルコール分解で発生した毒素アセトアルデヒドが処理しきれず、肝臓に残っているから
  • アルコールで刺激された胃が胃酸過多になり、胃粘膜が傷ついてしまったから

二日酔いの症状のうち、頭痛やめまいなどは脱水によるもの、吐き気や胃の不快感は胃の炎症、倦怠感は肝臓にのこった毒素によるものと考えられます。

二日酔いの胃のむかつきは薬を飲んだほうがいいの?

二日酔いによる胃痛や吐き気・胃のむかつきは、薬で治療することができます。
アルコールの刺激で胃酸過多になり、胃粘膜が傷ついていることによる二日酔いの症状は、症状に応じた胃薬の服用でかなり軽減できるでしょう。

二日酔いによる不快な胃の症状をやわらげるには、胃酸の分泌を抑える効果や、胃粘膜を保護する作用のある、以下いずれかの成分配合の胃薬を選んでください。

胃痛、胸焼け、胃もたれ、むかつきに有効な胃酸分泌抑制成分
ファモチジン、シメチジン、ニザチジン、ロキサチジン など
胸焼け、胃のむかつきに有効な制酸成分
水酸化マグネシウム、炭酸水素ナトリウム、沈降炭酸カルシウム など
胃痛、胃酸過多に有効な胃粘膜保護成分
セトラキサート、銅クロロフィリンナトリウム、カンゾウ末、アルジオキサ など
胃もたれ、食欲不振、胃部膨満感に有効な健胃成分
ショウキョウ、ウイキョウ、ケイヒ、ウコン など

自分の症状にあわせた胃薬を選ばないと、服用でかえって二日酔いの症状が悪化するケースもありますので注意しましょう。

二日酔いでつらいときは、まず水分補給を!

二日酔いを起こしている身体は、アルコールの処理と利尿作用で水分を出し切って、カラカラの状態です。まずは、積極的に水分補給をしましょう。
水分補給は、肝臓にのこったアセトアルデヒドとアルコールの処理のほか、体内にのこったアルコールを尿として体外に排出するのにも役立ちます。

以下の条件を満たした飲み物のうち、自分が飲めそうなものを積極的に摂ってください。

  • 炎症を起こしている胃にもやさしい、常温の液体
  • 塩分と倦怠感解消に役立つ糖分を含んだ、スポーツドリンク
  • 塩分とビタミンが含まれている、野菜ジュース
  • あたたかくて胃にやさしく、塩分を含む味噌汁
  • 水、または麦茶などお茶類

二日酔いを和らげる栄養素は?

二日酔いの症状を和らげ、スムーズな回復に役立つ栄養成分としては、肝臓での解毒作業やアルコール代謝を促進するアミノ酸や、ビタミンB類が挙げられます。
吐き気が強くなく食事が摂れるようなら、アミノ酸とビタミンB類を豊富に含む以下の食材は、積極的に食べるようにしてください。

  • アミノ酸とビタミンB12が豊富な「シジミ」
  • アミノ酸の一種であるBCAAが豊富な「魚類」「肉類」「ごはん」「そば」
  • ビタミンB1が豊富な「豚肉」「うなぎ」「たらこ」  など

シジミの味噌汁とごはん、おかずにたらこや魚・肉類などを摂ると効率が良いでしょう。
ただし、気持ち悪くて食べるのが難しいようなら、無理せずにサプリメントなどで補給することをおすすめします。

おわりに:二日酔いは水分補給・胃薬・アミノ酸とビタミンの摂取で緩和できる

二日酔いとは、前日のアルコール刺激による胃の炎症や脱水、また肝臓に処理しきれなかった毒素が溜まったことによって起こります。胃痛や胃のむかつきのほか、頭痛やめまい、倦怠感などの症状が出るのが特徴です。それぞれの症状を緩和するには、胃薬の服用や常温の水分、アルコール代謝に効果的なアミノ酸・ビタミンB類の摂取がおすすめです。自分の体調と相談しながら、症状にあった対処をしてください。

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