記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2018/10/11
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
指の先、第一関節に変形や炎症から痛みを伴うようになる「へバーデン結節」は、ホルモンバランスの変化や手の酷使で引き起こされると考えられていますが、予防のためにできる対策はあるのでしょうか。
今回はへバーデン結節の予防の可否や、症状の進行を抑える方法についてご紹介します。
へバーデン結節は、女性ホルモンの分泌量低下や手の酷使によって起こる説が有力ですが、はっきりした原因はまだわかっていません。
このため、へバーデン結節を確実に予防できる方法も分かっていないのが現状です。
現時点でできるへバーデン結節の予防対策としては、血縁関係者に発症者がいて遺伝性が懸念される場合に、指先への負担を軽減するよう努めることが挙げられるでしょう。
へバーデン結節を発症すると、指先から第一関節までにかけて腫れや赤み、水膨れができたり、関節が不自然な方向に曲がるなどの症状が見られるようになります。
症状は、人差し指から小指までの4指に現れるケースが多いですが、人によっては親指にまで及ぶこともあります。
症状の進行を抑えるための治療法としては、まずは外科手術を行わない保存的療法を行い、日常生活に支障が出るほど重症化した場合のみ、手術治療を選択します。
へバーデン結節に対して行われる保存的療法、手術療法の内容は以下の通りです。
上記の治療法はあくまで一例であり、実際の治療順序は医師の考え方やへバーデン結節の進行状況、患者が訴えている痛みの程度によっても変わってきます。
詳しくは、専門家である整形外科の医師に確認しましょう。
明確な発症原因がわかっていないへバーデン結節を、確実に予防する方法はありません。現時点で予防策として挙げられるのは、血縁者に発症者がいて遺伝的に発症リスクが高いと考えられる場合に、指への負担を減らすことくらいでしょう。だからこそ、指先から第一関節にかけての痛みや変形の兆候を感じたら、症状が進行しないよう早めに治療を開始すべきです。詳しくは整形外科の医師に相談試打ください。
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