記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2018/10/22
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
肝臓に良い食べ物にはどのようなものがあるのでしょうか?また、食事をする際にはどのようなことに気をつければいいのでしょうか?肝臓に良い食べ物や食べ方について解説していきます。
ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ニコチン酸アミド(ナイアシン)、パントテン酸、葉酸など、ビタミンB群は肝臓と関係の深いビタミンだとされています。
ビタミンB群は体内の代謝を促進させて、糖質・脂質・タンパク質などをエネルギー源に変える作用があります。また、小腸で吸収された後、肝臓でビタミンとして働くようになります。
ビタミンB群は、豚もも肉、大豆、落花生、ロースハム、玄米、鶏レバー、胚芽米、小麦胚芽などに多く含まれています。
また、肝臓には身体の解毒作用があるため、疲労がたまることにより解毒が正常に行えなくなると、老廃物が蓄積してしまいます。肝臓の機能を回復させるために、以下のような食材を摂ると効果的といわれています。
脂質は食べた後に肝臓でエネルギーに変わりますが、過剰に摂取すると肝臓に蓄積されていき脂肪肝の原因となるため注意が必要です。
そもそも脂質は、肉の脂身・バター・クリームなどの動物性脂肪と、植物性脂肪に分けられますが、動物性脂肪の方がより中性脂肪として蓄積されやすい性質を持つため、摂り過ぎないようにする必要があります。特に動物性脂肪の豊富なバターやクリームを過剰に摂取すると脂肪肝になる恐れがあるため、なるべく控えましょう。
また、サラダ油には、過酸化脂質やトランス脂肪酸などの肝臓に負担をかける成分が含まれているものが多くあり、またエネルギー量も多いため脂肪肝の原因になりやすいとされています。油を購入する際は、トランス脂肪酸の含有量が少ないオリーブオイルやごま油などを選ぶといいでしょう。
そして、植物を加工して白く精製された白米・パン・麺類などは糖質が豊富に含まれており、過剰に摂取すると中性脂肪に変化しやすいため、脂肪肝になりやすくなってしまいます。特に、白砂糖、ジュース、お菓子、アイスクリームなどは糖分が豊富で肝臓に脂肪が溜まりやすくなるため、注意が必要です。
就寝前にこのような糖質が豊富なものを食べることの多い人は、脂肪肝になりやすいため控えましょう。
そのほか、以下のことにも注意しましょう。
肝臓を健康に保つためには、以下のような食品から良質なタンパク質やビタミン、ミネラルを摂取することが大切になります。
脂質や糖質を摂り過ぎると肥満や脂肪肝の原因となるため、以下のようなことに注意しましょう。
肝臓には、ビタミンB群・タウリン・アミノ酸・タンパク質・オメガ3脂肪酸などを豊富に含む食品がおすすめです。逆に、脂肪・糖質・アルコール・鉄分などが多く含まれている食品は肝臓に負担がかかるため控えるようにしましょう。肝臓を健康に保つためには、良質なタンパク質やビタミン、ミネラルを摂取することが大切になります。
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