台風シーズンの秋はぜんそくが悪化&発症しやすい!?

2018/10/13

山本 康博 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 呼吸器内科医

山本 康博 先生

激しい咳が続いたり、ヒューヒューといった喘鳴が起こったりすることで知られる「ぜんそく」。実はこのぜんそく、台風シーズンの秋になると、特に悪化や発症のリスクが高まることをご存知ですか?その理由や対策を中心にお伝えしていきます。

台風シーズンの秋はぜんそくが起こりやすいってホント?

ぜんそく(気管支ぜんそく)とは、主にアレルギー性の炎症によって気管支が狭くなってしまう病気で、咳や痰、喘鳴(ゼイゼイ、ヒューヒューといった音がする)、呼吸困難などの発作が現れるのが特徴です。

このぜんそくの発作の主な誘因としては、ハウスダストやダニ、動物の毛などのアレルゲンの吸引、タバコの煙、風邪などの気道感染、ストレス、飲酒などが挙げられますが、このほか気候の変化も要因の一つとして知られています。そして実際、寒暖差が激しい9〜10月はぜんそくを発症・悪化される方が多いです。これには、秋に多く発生する台風による低気圧も影響しているのではと考えられています。

また、先ほどぜんそくの発作の誘因として「ダニ」を挙げましたが、秋はダニの死骸を吸い込みやすい季節でもあります。
気温と湿度の高い夏は、寝汗をよくかくために布団でダニが繁殖しやすいのですが、秋になって急激に気温や湿度が低下すると、今度はダニが大量に死滅するようになります。つまり秋はその死骸を吸引してしまう時期でもあるため、ぜんそくが悪化しやすくなるともいわれているのです。

秋にぜんそくを悪化させないためには?

ダニや寒暖差、台風による低気圧など、ぜんそくの発作の誘因がたくさん揃っている秋には、ほかの時期よりも一層ケアに努める必要があります。具体的には、以下のことを実践するようにしてください。

  • 天気の良い日はこまめに布団を丸洗いし、天日干しする
  • アレルゲンを吸引しないよう、マスクを着用する
  • 着脱や重ね着が簡単にできるような服装を心がけ、寒くなったら上着を羽織る

おわりに:ぜんそく発作のリスクが上がる秋。しっかり対策を!

気温や湿度が急激に低下したり、暖かい日があったり、また台風もやってきたりと気候が不安定な秋は、ぜんそくの発作が起こりやすい季節です。さらに夏に使っていた布団をずっと敷きっぱなしにしている人は、発作のリスクが上がってしまいます。布団はこまめに洗ったり、また寒暖差に対応できる服装にしたりと、できる対策をしっかり行いましょう。

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