記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2018/10/23
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
知らないうちに進行し、動脈硬化や心筋梗塞の原因となってしまう脂肪肝。
脂肪肝を改善し、肝機能を回復させるためには、どんな食事を摂ればいいのでしょうか。
今回は脂肪肝という病気と、脂肪肝を解消するために気を付けるべき食事のポイントについて、解説していきます。
脂肪肝とは、肝臓の重さに対して3割以上、肝臓に脂肪が蓄積された状態をいいます。
主な発症原因は「食べすぎ」「飲みすぎ」「運動不足」の3つで、それぞれ以下のメカニズムから肝臓に脂肪が蓄積されるようになり、脂肪肝を発症するとされます。
炭水化物や甘いお菓子、ジュースの食べすぎ、また脂身や揚げ物などを食べすぎると、糖質・脂質が体内で消費しきれず、中性脂肪に変換されます。
変換された中性脂肪が肝臓に蓄積されていくと、脂肪肝を発症します。
アルコールの分解時に中性脂肪が合成されやすくなること、そしてアルコールによるダメージで肝機能が低下し、中性脂肪の分解が抑制されることで脂肪肝を誘発します。
身体には、摂取したエネルギーのうち使いきれなかった分を、中性脂肪として肝臓にため込んでおく機能があります。
この結果、運動不足が続いた分だけ肝臓に脂肪が溜まっていき、脂肪肝を発症するのです。
脂肪肝を解消して肝機能を回復するには、日々の食生活を以下のポイントに留意した内容・習慣に変えていくのが効果的です。
少しずつ、自分ができそうなところから、食事の習慣を変えていってください。
脂肪肝は、食べすぎ・飲みすぎ・運動不足が原因で肝臓に中性脂肪が蓄積されたり、肝機能が低下することよって起こる病気です。改善には、3代原因を取り除いた食習慣に切り替えることが有効です。これまでの食生活を見直し、糖質・脂質・アルコールの摂取を控え、肝細胞の回復や脂質代謝に役立つビタミン・ミネラルなどの栄養素を積極的に摂ることで改善できますので、ぜひ実践してください。
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