記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2017/9/15 記事改定日: 2019/1/21
記事改定回数:1回
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
近年の分煙化やタバコの値上げに伴い、「そろそろ禁煙しようかな」と思っている人も多いでしょう。でも、禁煙をすると具体的にどのようなメリットがあるかを知っていますか?
この記事では、禁煙によって得られるメリットを詳しく紹介しています。禁煙にチャレンジしているときの励みになると思うので、最後まで読んでくださいね。
禁煙をすることで、健康上さまざまなメリットを得ることが期待できます。具体的なメリットについて、時系列順にまとめました。
なお、禁煙をスタートするのが早ければ早いほど、これらの健康改善効果が期待できます。30歳までに禁煙すれば、非喫煙者と同じくらいの余命が期待できることや、50歳で禁煙したならば、吸い続けた場合と比べて余命が6年長くなることがわかっています。
禁煙をすることによって、健康面だけでなく、日常生活の面でもたくさんのメリットを得ることができます。具体的には以下のとおりです。
タバコは美容の面でも様々なトラブルを引き起こします。
タバコの煙には様々な有害物質が含まれており、特にタバコを吸うことによって増える活性酸素は肌の老化を加速させ、くすみやたるみ、肌荒れなどの原因になります。このため、禁煙は健康面だけではなく美容面でもメリットがあると言えます。
特に若い頃からの喫煙習慣は将来的に肌をボロボロにして「老け顔」を促しますので、禁煙することを目指しましょう。
禁煙によって得られるさまざまなメリットをご紹介してきましたが、ニコチン切れによる離脱症状は非常に強く、この影響で多くの人が禁煙を挫折しています。
ただ、禁煙中の離脱症状によって一時的にストレスが高まりますが、禁煙に成功することができればストレスは再び低下し、これまでより精神的に健康になることができるはずです。
離脱症状に負けずに最後まで禁煙を続けることが大切になってきます。
もし離脱症状がつらくて何度も禁煙に失敗したという人は、禁煙補助薬に頼ってみてはいかがでしょうか。
禁煙補助薬にもいろいろ種類がありますが、貼り薬のニコチンパッチや経口薬のバレニクリンを使うのが一般的です。
これらの禁煙補助薬はニコチンの離脱症状を抑制する効果があり、「自力の禁煙と比べて3~4倍禁煙しやすくなる」との報告もあるほどで、実際に多くの人たちが禁煙を成功させています。
また、禁煙補助薬を使うのと同時に、ストレスマネジメントの方法を身につけることも重要です。せっかく離脱症状を乗り越えても、喫煙以外のストレス解消法を見つけておかないと、何かストレスに直面したときに再びタバコを吸ってしまう恐れがあります。スポーツをして体を動かしたり、趣味をもったり、温泉に行ったりなど、自分自身に合った気分転換の方法を習得しておきましょう。
さまざまな病気のリスクが減ったり、お金が貯まりやすくなったりと、禁煙にはうれしいメリットがいっぱいあります。早速今日から禁煙生活をスタートさせて、健康な心と体を取り戻していきましょう。
何度も失敗してしまったという人も、禁煙補助薬などを利用しながらあきらめずにチャレンジしてみてくださいね。
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