記事監修医師
前田 裕斗 先生
2018/9/21
記事監修医師
前田 裕斗 先生
おしるしがきたらすぐに出産するのでしょうか?また、おしるしがきたらすぐに病院に連絡するべきなのでしょうか?
ここでは、おしるしの意味や病院へ行くタイミングについて解説していきます。
出産が近いことを知らせるサインは主に、陣痛・破水・おしるしの3つで、基本的におしるしは他の2つのサインよりも先に来ることが多いです。
一般的な出産までの流れは、おしるし → 陣痛 → 破水ですが、出産までの流れは人により異なるため、必ずしもおしるしの次に陣痛がくるとは限りません。
また、出産の始まりのサインも人によって違います。どのようなサインがあっても慌てないように、事前に必要事項を確認しておくようにしましょう。
おしるしがきてから、次のサインがくるまでの期間は人により異なりますが、おしるしは出産が近づいているサインであることには変わりません。
陣痛や破水に備え、下記のような準備をしておきましょう。
ただし、準備以外の部分では普段と同じように生活を送って問題ありません。
基本的には、おしるしがきてもすぐに病院に連絡を入れる必要はありません。
一般的に陣痛の開始は、おしるしがきてから数時間~1週間後に起こるためです。
病院へ連絡するタイミングは、陣痛が治まり次の痛みが起こるまでの間隔が
になってから連絡を入れて、病院に向かうようにしましょう。
破水した場合は、すぐに病院に連絡しましょう。
また、破水した場所からの細菌感染を防ぐために、シャワーや入浴は避け、清潔なナプキンを当てておくようにしてください。
出産時間の平均は以下のようになっており、経産婦の場合は初産婦の平均時間以下となる傾向があります。
出産のステップは、以下の3段階に分かれています。
分娩第一期と呼ばれる第一段階は、陣痛の間隔が10分以内で規則的になり始めたときからスタートとなります。陣痛が始まり子宮の収縮が起きている間、赤ちゃんが頭で子宮口を押すことにより、子宮口が少しずつ開いていきます。
初産婦さんの場合は、子宮口が10cm開くまでにおよそ10時間かかるといわれており、この段階ではいきまずに、痛みを呼吸で逃がすことが大切になります。
子宮口が10cm開いたところで、分娩室に移動して次の段階に進みます。
この頃には、陣痛の波が頻繁に起こり痛みも強くなっているため、力んでしまいがちですが、赤ちゃんへ十分な酸素を供給するためにリラックスすることが大切です。
赤ちゃんは、陣痛の波に合わせて会陰を頭で押し広げながら下がってくるため、助産師や医師の合図に従って上手にいきむようにしましょう。
分娩第2期は、赤ちゃんがすっぽりと出てきたところで終了となります。
初産婦さんの場合、第2期にかかる時間は約2時間程度とされています。
赤ちゃんが出てきた後は軽い子宮収縮が起きて胎盤が出てきますが、このとき、出血の状態等に問題がない場合は、出産終了となります。
第3期の流れは、およそ5分~10分ほどとされています。
おしるしは出産が近いことを知らせるサインの一つで、陣痛や破水よりも先にくる傾向があるとされています。一般的に陣痛の開始は、おしるしがきてから数時間~1週間後に起こるとされているため、おしるしがきてもすぐに病院に向かう必要はありません。陣痛の間隔が10分~15分ほどになった頃や、破水した時に病院に行くようにしましょう。
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