記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2018/9/20
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
昼間の勤務に比べて高収入ですが、夜型生活になり生活リズムが崩れる夜勤。夜勤明けの朝に特有のだるさや倦怠感を感じるのは、ある程度は仕方ありません。
今回は、夜勤明けのだるさを少しでも早く解消するために知っておきたい、朝の過ごし方のポイントと、睡眠薬を服用しても良いかどうかを解説します。
夜勤明けに感じる身体のだるさは、夜型生活で体内時計が狂ったことで、自律神経のバランスが崩れてきているためと考えられます。
つまり、夜勤明けのだるさを軽減するには、体内時計を正常に戻すようにすればいいのです。
具体的には、夜勤明けの朝から昼頃までに4~5時間の仮眠を取り、その後は一旦起床して、昼から夕方にかけて太陽の光を浴び、夜になってから寝るのがおすすめです。
日光を浴びることで、自立神経の働きにより身体が「活動モード」へと切り替わるため、だるさの軽減と夜の本睡眠の質の向上に役立ちます。
以下では、夜勤明けの明るい時間帯になかなか寝付けず睡眠のリズムが乱れがちという人のために、夜勤明けの仮眠を快適にするためのポイントを7つご紹介します。
ここからは、だるさを増してしまう「夜勤明けにやってはいけないこと」を解説します。
上記2つの行為をしてしまうと、夜勤明けのだるさや疲労感など身体の不調が抜けないまま次の勤務を迎える可能性もあるので、注意してください。
依存性への心配などから、睡眠の時間や質をコントロールするために睡眠薬を飲むことについては、賛否両論があります。
もちろん、薬を使わず自然に仮眠がとれるなら越したことがありませんが、どうしても夜勤明けに眠れなかったり、仮眠をとりすぎて夜眠れなくなるという人もいますよね。
入眠にかかる手間や、健康の維持に必要な睡眠の時間や質には、個人差が大きいです。
自力で頑張っても夜勤明けの睡眠リズムを構築できないというときには、頑張りすぎず、適度に睡眠薬の力を借りることも検討しましょう。
夜勤明けのだるさは、夜型の生活で体内時計や生活リズムに乱れが生じ、自律神経のバランスが崩れることが原因で起こります。このため、夜勤明けのだるさを軽減するには昼までの数時間の仮眠後に日光で身体を起こし、夜に本睡眠をとって生活リズムを本来のペースに戻すのが効果的です。夜勤明けに適度な仮眠をとるために、生活環境を整えるよう努めましょう。また、どうしてもうまく眠れないときは睡眠薬の使用も検討してください。
この記事の続きはこちら