胃腸を強くする方法ってあるの?

2019/1/29

山本 康博 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 呼吸器内科医

山本 康博 先生

胃腸が弱くて困っている人は多いはずです。そんな方のために、今回は胃腸を強くするためのポイントをご紹介いたします。
普段の食生活などを工夫することで胃腸症状が改善する場合もあるので、取り入れられる工夫はぜひ積極的に試してみてください。

胃腸を強くするには、日々の食習慣がカギ!

胃腸を強くしたい方は、日々の食習慣に注意するのがポイントです。そのポイントには、「朝食を食べる」、「消化のよいものを食べる」、「胃腸に良くない食品を控える」、「さまざまな食品を食べる」などがあります。まずは、こういった食習慣に関するポイントについて確認してみましょう。

朝食を食べ、夜食は避ける

朝食を抜いてしまうと、「空腹時の胃の働きが悪くなる」といわれていますし、「朝食を再開しても、胃の働きは元に戻りにくい」とされています。そのため、毎日朝食を摂ることがポイントです。なお、夜食は胃腸に負担をかけるので、21時までに夕食をすませましょう。

消化のよいものを食べ、消化の悪いものは避ける

同じエネルギー量であっても、食品によって「消化のよいもの」と「消化の悪いもの」があります。このうち「消化のよいもの」を摂る方が、胃腸を強くすることに役立ちます消化の悪いものを食べると、胃酸をたくさん出す必要があるため、胃などに負担がかかってしまうので気をつけてください。

それでは、どういった食品を摂るべきなのでしょうか。ポイントは「脂質や食物繊維が少ない食品を摂ること」で、具体的には以下のような食品がおすすめです。

炭水化物
粥、パン粥、煮込みうどんなど
たんぱく質
鶏ささみ、白身魚、卵豆腐、豆乳、牛乳など
野菜
かぶ、にんじん、ブロッコリー、キャベツ、カボチャなど

さまざまな食品を食べて、腸内細菌を増やしましょう!

胃腸を強くするには、腸内環境を良い状態に整えることが重要です。そのためには、さまざまな食品を摂ることが大切です。食べ物のバラエティを増やすと腸内細菌の種類が増え、腸の健康状態も良くなっていきます。中でもヨーグルト、納豆、味噌、キムチといった発酵食品がよいので、先述の「消化のよい食品」とあわせて摂るようにしましょう。

お茶は胃腸を強くするって本当?

お茶には「タンニン」という成分が含まれています。このタンニンには、胃腸の働きを活性化させる作用があり、便秘の解消などに役立つとされています。ただし、濃い状態のお茶を飲むと胃腸への刺激になってしまい、逆効果になってしまうこともあります。そのため、特に空腹時の場合は、番茶やほうじ茶といった「まろやかなお茶」を飲むとよいでしょう。

胃腸を強くするツボがある!?

胃腸の不調を改善したい場合は、ツボを押してみるのもオススメです。胃腸を強くするツボはいくつかありますが、今回は「脾兪(ひゆ)」と「下脘(げかん)」の2つをご紹介します。

「脾兪(ひゆ)」はどこにあるツボ?

脾兪(ひゆ)は背中側にあるツボで、「第11胸椎と第12胸椎の間から指2本分外側」にあります。この部分が張ったり、硬くなっていたりしたら、胃腸が弱っている可能性があります。脾兪にコリがある場合は、「気持ちいい」と感じる強さでほぐしてあげましょう。

「下脘(げかん)」はどこにあるツボ?

下脘(げかん)はお腹側にあるツボで、「おへそから指3本分上側」にあります。このツボの作用は、胃腸の痛みを取り除き、消化・吸収の働きを高めるというものです。下脘にコリがある場合は、軽く押してあげてください。

おわりに:日頃の食生活を見直して、胃腸の改善を目指しましょう!

胃腸を強くする方法はさまざまですが、今回は食事やツボについてご紹介いたしました。もし胃腸が弱くて困っているのであれば、これらの工夫を日々の生活に取り入れてみるのも良いでしょう。なお、食生活などを見直しても胃腸の症状が続く場合は、早めにかかりつけ医や消化器内科などに相談してみましょう。

この記事に含まれるキーワード

ツボ押し(5) 胃腸虚弱(2) 胃腸にやさしい食事(2) 胃腸を丈夫にする(1) 胃に効くツボ(1)