記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2017/3/31 記事改定日: 2019/9/24
記事改定回数:1回
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
記事監修医師
東大医学部卒、セレオ八王子メディカルクリニック
二宮 英樹 先生
聖心館空手道館長の黒澤浩樹さんが今月25日、急性心不全のため54歳の若さで亡くなりました。かつては極真空手道にも所属し、世界大会やK-1、PRIDEにも参戦するなど、輝かしい活躍をされてきた方です。この記事では、黒澤さんの死因となった心不全がどのような病気かを紹介します。
心不全とは、心臓の血液のポンプとしての機能が低下してしまう病気です。急激に症状が出現する急性心不全と、比較的緩やかに進行する慢性心不全があります。
心不全の一般的な症状は以下の通りです。症状がほとんどみられない人もいれば、頻繁におきる人もいます。
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心不全の最も一般的な原因は以下のとおりです。
医師は、これまでの病歴や症状について問診を行います。場合によっては以下の検査を行います。
原因によって治療法は異なります。たとえば、心筋梗塞などの冠動脈疾患による心不全であれば、緊急処置が必要となります。そのほか、血圧を低下させたり、または心臓弁を固定するなど、根本的な問題を治療することが重要になります。また慢性期の治療には、塩分や水分の量を軽減したりカロリーを制限するなどの食事制限や、精神的ストレスを和らげるなど、生活習慣の改善も含まれます。
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心臓発作(心筋梗塞)を起こしていると思われる場合は、すぐに治療を受けることが必要です。下記の手順の通り行動するようにしてください。
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