背中の痛みを引き起こす原因・まとめ ~ 背中の痛み ~

2017/10/4

山本 康博 先生

記事監修医師

MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長
東京大学医学部卒 医学博士
日本呼吸器学会認定呼吸器専門医
日本内科学会認定総合内科専門医
人間ドック学会認定医
難病指定医
Member of American College of Physicians

山本 康博 先生

背中の痛みは、筋肉の炎症が原因のこともあれば、内臓の疾患によるものの場合もあるなどさまざまです。いずれにせよ、激しい痛みを引き起こしたり、意識消失など重篤な症状となるものもありますから、下記にあるリンクをたどって正確な情報を入手し、いち早く対処しましょう。

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頸椎椎間板ヘルニア


慢性的な肩こりや腰痛に悩んでいませんか? 一度、その症状がどこからきているか確認したほうがよいかもしれません。頸椎椎間板ヘルニアなら、日常生活に支障をきたすほどの障害につながることもあります。下記のコラムで、詳しく症状や治療法について見てみましょう。

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首や肩に痛みやしびれが出る、頸椎椎間板ヘルニアとは

肋間神経痛


胸部には、心臓や肺などの重要な臓器を胸骨、肋骨、脊椎骨が取り囲んで保護しています。そして、肋骨と肋骨の間には肋間筋があり、それぞれの肋骨の下に、肋間神経と肋間動静脈が背中から腹部へ向かって併走しています。肋間神経痛とは、何らかの原因により肋間神経に障害が起こり、痛みが発生することです。下記コラムでは、現れる症状や治療方法について解説しています。

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肋間神経痛を発症するのはなぜ? どうすれば痛みを解消できる?

帯状疱疹


帯状疱疹とは、過去に水ぼうそう(水痘)に感染したことのある人の体内で、水ぼうそうを引き起こすウイルス(水痘帯状疱疹ウイルス)が活性化することで生じる皮膚の感染症です。背中や胸、腰周りなど体幹部にできるのが特徴で、赤い発疹が現れ、数日後にはかゆみや激しい痛みを伴う水ぶくれに変わります。

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帯状疱疹はなぜ発症する? 発症のきっかけや前兆はある?

尿路結石


尿路結石は、突然の激痛が起こる病気であり、その痛みはひどく、大人が七転八倒するほどといわれています。中年の男性に多いといわれていた尿路結石ですが、今では若い世代や女性にも増えているようです。そんな痛みの元となる結石について、さらに予防策や治療後の注意についてもお伝えします。

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尿路結石が発症するのはなぜ? ~ 原因・症状・対処法について

急性膵炎


胃の後ろ側の背中に近いところにある帯状の臓器、膵臓。急性膵炎の典型例では、上腹部(お臍の上の辺り)の激しい痛みで始まり、次第に痛みが強くなり数時間後にピークとなります。また、上腹部の背中側の痛み(背部痛)も比較的特徴的な症状です。痛みと同時に、吐き気や嘔吐を伴うこともあります。
重症の膵炎では、ショック症状として意識の低下・血圧の低下・頻脈・チアノーゼなどが見られ、死亡する場合もある恐ろしい病気です。

>> 詳しい情報はこちら
急性膵炎とは ~ 激しい上腹部の痛みが特徴 ~

解離性大動脈瘤


もし、あなたの背中の痛みがかなりの激痛だとしたら、解離性大動脈瘤の可能性があります。
解離性大動脈瘤は、血管の解離が起こった場所により異なりますが、前胸部痛から肩、背中などに痛みを発症し、ときに激痛を伴います。
命の危険もある病気ですので、早めに医師にかかりましょう。

>> 詳しい情報はこちら
解離性大動脈瘤とは ~ 原因・診断・治療法について ~

閉塞性黄疸


通常、肝臓でつくられた胆汁は、胆管を通って胆嚢に一度溜められた後、総胆管を通って十二指腸へと排出されます。しかし、何らかの要因によって胆管が詰まり、十二指腸へと胆汁が流れ込んでいかないときに、体に黄疸が現れる症状を閉塞性黄疸と呼んでいます。
これを発症した際に出るのが、みぞおちや右のわき腹、そして背中への激しい痛みです。

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閉塞性黄疸とは ~ 病気で胆管が詰まり、発症する病気 ~

微小血管狭心症

女性の発症が全体の70%と、圧倒的に女性が多く罹患する「微小血管狭心症」。背中の痛みの他にも、呼吸が苦しくなる、吐き気をもよおす、胃痛、あごやのど、耳の後ろなどの痛みなど、さまざまな症状が現れます。女性でこのような症状に身に覚えがある場合は、下記ページの情報を見ておきましょう。

>> 詳しい情報はこちら
微小血管狭心症とは ~ 更年期前後の女性は要注意! ~

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アジソン病(7) 微小血管狭心症(4) 閉塞性黄疸(3) 大動脈瘤(14) 解離性大動脈瘤(4)