腰痛になる原因・まとめ ~腰が痛いときに疑われる疾患~

2017/10/3

山本 康博 先生

記事監修医師

MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長
東京大学医学部卒 医学博士
日本呼吸器学会認定呼吸器専門医
日本内科学会認定総合内科専門医
人間ドック学会認定医
難病指定医
Member of American College of Physicians

山本 康博 先生

国民病と言われるほど、多くの人が悩む「腰痛」。ぎっくり腰のように、発症したことを自覚しやすいものもあれば、大きな病気の初期症状としてゆっくり進行するものもあります。ここでは、腰痛を引き起こす原因となる疾患を集めました。

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腰椎椎間板ヘルニア


腰椎椎間板ヘルニアは、腰の痛みが現れる整形外科疾患です。症状が進むと、お尻から脚、足の指にまでしびれや麻痺が現れ、進行すると歩行障害や排尿排便障害など日常生活がままならなくなるような深刻な事態になることも。悪化しないうちに、下記のページでしっかりと症状を見極めてください。

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腰椎椎間板ヘルニアとは ~ 突然、腰に痛みが走る症状 ~

ぎっくり腰


腰痛の原因に関して、はっきりと思い当たるふしはありますか? 少し前かがみになったり、重い物を持ち上げようとしたときに激痛が走って始まったのなら、その症状はぎっくり腰かもしれません。下記コラムでは、ぎっくり腰になったときに、自分でケアする方法や、病院で処方される薬などの情報を紹介しています。

>> 詳しい情報はこちら
ぎっくり腰の治療方法とは ~ 自分で治す方法ってあるの?

坐骨神経痛


あなたの腰の痛みに、お尻から太もも、膝などへと広がるビリビリとした痛み、しびれなどがあったら、坐骨神経痛の可能性があります。坐骨神経痛は、臀部から太もも(ときには足先まで)の坐骨神経領域に、痛みや痺れが起こる症状のことです。何らかの原因により坐骨神経が損傷、あるいは炎症を起こすことで発症すると考えられています。

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坐骨神経痛の原因と対処法 ~ 痛みやしびれを和らげるために ~

髄膜炎


脳と脊髄を保護している髄膜(ずいまく)に炎症が起こる感染症である髄膜炎。子供だけでなく、大人も感染する可能性があります。いろいろな種類がありますが、「髄膜炎菌性髄膜炎」では、通常の発熱、悪寒、激しい頭痛、首の後ろの硬直といった症状に加え、皮膚に赤い斑点や丘疹(小さなブツブツ)、腰痛、下痢などの症状が見られます。

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気をつけて! 髄膜炎は子供だけでなく、大人も発症する病気です

腎臓の病気


この部位で起こる病気のほとんどは症状をもたないため、「沈黙の臓器」とも呼ばれているのが「腎臓」。腎臓関連の病気の中では、膀胱に生息する細菌によって起こる感染症「腎盂腎炎(じんうじんえん)」において、排尿時の痛み、血尿、にごって異臭のする尿、発熱といった症状の他、腰痛を発症する場合があります。

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おしっこが出ない! ~こわい腎臓の病気~

骨粗鬆症


高齢になるにしたがい、日常生活における活動量は減っていくものです。この活動量の減少などが原因となって筋肉や骨が弱体化し、骨粗鬆症を引き起こします。
また、骨粗鬆症は、重度な徴候が出るまで自分が骨粗鬆症を患っていると自覚できない疾患です。主な徴候として、頻繁な骨の損傷や骨折、後弯症などがありますが、この中に腰痛も含まれます。

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骨粗鬆症を防止しよう。高齢者へ強い骨の維持法を伝授!

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